MINI F56 ルーフ反転ユニオンジャックデカールの失敗しない貼り方|ウェット施工マニュアル
MINI F56用「ルーフ反転ユニオンジャック」のウェット施工手順です。F56専用の位置図を使い、仮合わせから水抜き、アプリケーションフィルムの剥離までを説明します。
対象商品ウェット施工指定で、アプリケーションフィルムがデカール表面に付いている商品が対象です。
購入した商品の施工指定を確認してください。ドライ施工指定の商品には、水溶液を使用しないでください。
施工工程はMINI R60のルーフ施工写真を参考に説明します。位置合わせには、STEP 3のF56専用図を使用してください。STEP 5の写真は台紙の剥がし方の参考です。
使用する工具

- スキージ(柔らかい面を使用)
- マスキングテープ、メジャー
- 水溶液と霧吹き
- マイクロファイバータオル
写真に写るヒートガンや刃物は、この基本手順では使用しません。
アプリケーションフィルムについて

アプリケーションフィルムは、デカールの形や位置関係を保ったまま転写するための和紙または透明フィルムです。この手順では、裏側の台紙を先に剥がし、表面のアプリケーションフィルムは車両へ貼り付けた後に剥がします。
和紙タイプは濡れると伸びやすいため、施工面とデカールの糊面を濡らす際も、表面のアプリケーションフィルムへ必要以上に水溶液をかけないようにします。
施工環境の目安
- 施工面の温度は15〜30℃を目安にし、購入商品に別の指定があればそちらを優先します。
- 直射日光でルーフが熱くなっている場合は、冷ましてから作業します。
- 風やホコリの影響が少ない屋内での施工をおすすめします。
施工手順
STEP 1|施工面を洗浄し、水溶液を準備する

ルーフ全体を洗浄し、貼付範囲の汚れ、油分、ワックスなどを取り除きます。ルーフ周辺の隙間や、貼付範囲に近いパーツの汚れも清掃してください。
霧吹きに水100:中性洗剤1の割合で水溶液を準備します。購入商品に濃度の指定がある場合は、その指定を優先してください。
STEP 2|シートを平らにし、デカールの密着を確認する

商品到着後はシートを平らに広げ、輸送中に付いたクセやシワを落ち着かせます。透明または和紙のアプリケーションフィルムの上からスキージで押さえ、デカールが表面のフィルム側にしっかり付いていることを確認します。
STEP 3|F56専用図を基準に仮合わせする

台紙を付けたままルーフへ仮置きし、デカールの向きと図に示す間隔を確認します。F56は、図の上側に示す間隔が195mm、左側に示す間隔が200mmです。
前後の位置に固定の指定はありません。購入ページの参考画像を見ながら、ルーフ全体に対して左右と前後のバランスが整う位置を決めてください。
STEP 4|マスキングテープで仮固定し、目印を付ける

位置が決まったらマスキングテープで仮固定します。ルーフの中心やデカールの端など、位置を戻すときの基準になる箇所へ目印を付けてください。台紙からデカールを剥がす前に、仮合わせと目印を終えておきます。
STEP 5|デカールを表面のフィルム側に残して台紙を剥がす

清潔な作業面でシートを支え、デカールがアプリケーションフィルム側に残ることを確かめながら、台紙をゆっくり剥がします。デカールが台紙側に残る場合は、いったん戻して上から押さえ直してください。
薄いフィルムを勢いよく引くと伸びや破れにつながるため、急がず作業してください。
STEP 6|施工面と糊面を濡らし、目印に合わせる

清掃済みのルーフの貼付範囲と、台紙を剥がして露出したデカールの糊面へ水溶液をむらなく吹きかけます。糊面同士が貼り付かないように支えながら、ルーフへ静かに置いてください。
マスキングテープの目印と位置図を見ながら、左右・前後の位置を合わせます。大きなシートは必要に応じて二人で支え、無理に引っ張って位置を合わせないようにします。
STEP 7|中央から外側へ水とエアーを抜く

アプリケーションフィルムの上からスキージを当て、中央から外側へ水とエアーを押し出します。スキージを通す範囲を少しずつ重ね、端まで押し残しがないか確認してください。
表面を傷めないように、柔らかい面のスキージを使います。必要に応じてマイクロファイバータオルを巻き、水残りがある箇所を確認しながら丁寧に抜いていきます。
STEP 8|アプリケーションフィルムを剥がし、仕上がりを確認する

水を十分に抜き、デカールが施工面に密着したことを確かめてから、表面のアプリケーションフィルムを低い角度でゆっくり剥がします。デカールが一緒に浮く場合は、剥がすのを止めて戻し、押さえ直してから時間を置いて再確認してください。
マイクロファイバータオルで周辺の水分を拭き取り、位置、端部の浮き、水・エアー残りを確認して完成です。施工直後は洗車を控え、端部はやさしく扱ってください。乾燥や洗車までの時間は、購入商品の案内に従ってください。
エアー・水残りの対処
施工中に水や空気のたまりを見つけたら、近い外縁へ向けてスキージでゆっくり逃がします。アプリケーションフィルムを剥がす前に、端部まで水分が残っていないか確認してください。
抜けない場合強く押し潰すとフィルムを傷めるおそれがあります。針やカッターで穴を開ける処置は自己判断で行わず、販売元または施工店へ確認してください。
よくある失敗
- 位置がずれる:台紙付きの状態で仮合わせし、目印を付けてから剥がします。
- 和紙のフィルムが伸びる:表面へ必要以上に水溶液をかけず、強く引っ張らないようにします。
- 表面のフィルムと一緒にデカールが浮く:剥離を止め、押さえ直して密着を確認します。
まとめ
F56専用図で位置を決め、目印を付けてからウェット施工を進めます。水とエアーを丁寧に抜き、密着を確かめてから表面のアプリケーションフィルムを剥がしてください。
























